2011年9月11日日曜日

2011年度 社会見学 納豆工場

本日は今年度、生活科で豆を通して文化比較を学んでいる生徒達が、
シェムリアップで納豆を製造している工場に見学に行ってきました。

商品詳細は→http://www.cambodiateatime.com/hotnews%20090601.html
地元で重宝され、愛されている人気商品です。

昨夜から降り続いた雨の影響で、補習授業校周辺の道が水没し
通行不可となった為、授業は休校でしたが、
13:50の納豆工場前集合には、元気な顔が揃いました。

14:00より、納豆工場の日本人スタッフの方から、
納豆のできる過程をパネルを使ってご説明頂きました。
こんなに大人数での見学は初めて!とのことです。




その後は生徒達が事前に考えてきた「質問」をスタッフの方にぶつけていきます!

質問;「豆から納豆になるまで、何日間かかるのですか?」

回答;「大体3日間掛かります。大豆を購入して、選別して、
    25時間~29時間程水に漬けてから、圧力鍋で蒸します。
    その後納豆菌を混ぜて50グラムずつパックに詰めてから
    4045の保温器に入れて約22時間発酵させた後、
    冷蔵庫で冷やして納豆菌の活動を止めます。

豆の選別作業も全て手作業です。
少しでも傷が付いている豆や、形がいびつな豆もゴミと一緒に取り除きます。
根気のいる作業なのですよ。」




質問;「何故、カンボジアで納豆を作ろうと思ったのですか?」

回答;「日本人は納豆が好きな人が多く、納豆が食べたいね、
    という声をたくさん聞いたので、作ることにしました。

        最初に作り始めてから納豆が出来るまで7カ月かかりました。
        2年位前に商品として販売することが出来るようになりました。
        長かったですね・・・。」

質問;「1日に何パック位の納豆が作られているのですか?」

回答;「1日・・・う~ん。1週間に1000パック以上は製造していますね。」



質問をする生徒も、後ろで見守る保護者も、皆興味深く「納豆」について学びました。
しっかりレポート用紙に書き留めておきましょうね。


ガラス越しにパック詰め作業の様子も見学させてもらいました。
納豆菌は雑菌に弱いので・・・と、入口から作業場、階段に至る隅々まで
綺麗に保たれていました。


埃の多いこの街で、これだけの清潔さを保つのは大変だろうなぁと感心しました。


最後はお楽しみの「試食タイム」です!
「なんだかいつも買う納豆より糸の引きがいいねぇ~」
なんて言いながら、「納豆」を頂きました。


豆の味を残した甘めの納豆で、とても美味しかったですね!
御馳走様でした。

見学後は、スタッフの方と生徒・教師・保護者皆で記念撮影をしました。
いつも食べている納豆がより身近に感じられ、またいろいろな過程を経て
出来上がっているのだと知ることで、有難味も存分に感じられた見学でした。 



 関係者の皆様、本日はありがとうございました。
  
(保護者A