2012年11月18日日曜日

先生の離任

補習授業校では在住有志の方のご協力で幼稚部、小学部の教師を務めて頂いています。

小学部で漢字や生活科を受け持って下さっていたI先生もそのうちの一人。

毎週元気な笑顔で自転車通勤。
どんなに小さいことでも子ども達の長所を見つけては褒めてモチベーションを上げてくださる先生です。
あの満面の笑顔と元気な声、そしてそんな子どもへの接し方に救われた保護者も多数です。

そのI先生、残念なことに間もなく帰国されることになってしまいました。

そこで保護者と子ども達でこれまでお世話になった先生にサプライズを・・・










その1
子ども達からのお礼の色紙。
先生に教わった漢字もたくさんもりこんで、みんな一生懸命書きました。
先生と出会わなければ、みんなここまでかけなかったかもしれません。
 












その2
保護者からの感謝状。
これは校長の呼びかけに保護者が応じ、補習授業校としては初の感謝状となりました。
感謝状の文面を通り一遍のものにしたくないという気持ちであれこれと感謝の気持ちを書いたらかなりの長文に・・・(笑
それも私たちらしくていいかと思います。

補習校の生徒たちはみんな2カ国語以上を理解していることを踏まえて、I先生が最後に子どもたちに話して下さったことが印象的でした。
「みんなはいろいろな国の人にカンボジアや日本のことを伝えることができます。そして日本にいる親せきの人たちにカンボジアのことを伝えるためにはここでしっかり日本語を勉強することも大切です。みんなは将来国と国をつなぐことができるんですよ。これからもしっかりここで日本語を勉強して下さい。」

I先生、本当にお世話になりありがとうございました。
先生の笑顔と子どもたちへの教育方針に救われた私たち保護者、そして何より子どもたちにも先生のことは忘れられない補習校の思い出になりそうです。


(保護者M・H)

2012年11月4日日曜日

朝の歌

補習校では授業の前に「朝の会」を行います。
日本ではクラスごとに行う朝の会ですが
こちらでは全校生徒が少ないため、
幼稚部も小学部も一緒に朝の会を行います。

朝の会では、出欠確認、先生のお話、各学年の発表があり
最後に「朝の歌」を全員で歌います。











朝の歌は月替わりで、日本の季節に合った唱歌を歌います。
今月(11月)は「ふるさと」です。

うさぎおいしかのやま
こぶなつりしかのかわ



















私たちには馴染み深い歌ですが
日本で育っていない子供たちにとっては
ピンとこない情景かもしれません。

彼らにとっての「ふるさと」は
カンボジアなのか日本なのか、それとも・・・。
今後どういう道をたどるかによって、それぞれだと思いますが
アンコール補習校で一緒に学んだ思い出が
心の「ふるさと」になったらいいな、と思ったりします。

保護者Y