2018年9月28日金曜日

2018年度 社会科見学パート2;遺跡見学



826日(日)
いよいよ社会見学本番!遺跡見学です。
上智大学アジア人材養成研究センターにて、遺跡修復についてのDVDを視聴しながら昼食後、
体験①「砂岩に穴をあける」
鉄の棒が思いの外重く、思ったところに打ち込めない・・・「持ち上がらないー!難しいー!」の声が続出。石工さんのご苦労を、まず身をもって体験しました。



そのあとはバスに乗ってアンコール・ワットへ。三輪先生による遺跡講義を聴きながら、浮橋を渡り、ワット正面の参道で記念撮影。上空にはハロも見えました!






目下修復中の西参道にも特別に入れて頂きました!
体験②「修復現場で見る・聞く・触る」
「この砂岩の穴は何だと思う?」「こんなところにマークがあるよ、何だろう?」三輪先生から問いかけられる度に、生徒たちは考え、そして興味深げに説明を聞いていました。
修復中の参道の中に入って記念撮影!レア体験だー




体験③「ラテライトを削る」
硬~いラテライトは表面がボコボコ、そのままだときれいに重ねられないので、手作業で平らにします。小さなハンマーで、一定の力で、一定の場所に当てながら削る・・・これ、相当難しい!!!ベテラン石工のトイさんの実演には、思わず教員・保護者からも、感嘆の声があがりました。



シハヌークイオン博物館では、バンテアイ・クデイ遺跡にて発掘された仏像を見学。
体験④「拓本をつくる」
各自好きな絵柄の前に立ち、スタッフの方に教えられた通り、黙々と作業開始。外での見学に疲れたかな?と思いきや、「紙が破けちゃったよー」「黒くなっちゃった~」と元気いっぱいに満足のいく作品ができました。






そして改めて、バンテアイ・クデイ遺跡へ。









「あ。この間の疑似アーチじゃない?」と上を見上げて、事前学習で教えてもらった遺跡の積み方を思い出す生徒も。いよいよ見学も終盤、三輪先生の講義にも熱が入り、生徒たちも真剣に話を聞いていました。バスへ戻る道中では「木の枝ブランコ」に群がる生徒たちの姿も。

再度、上智大学アジア人材養成研究センターに戻り、本日の遺跡見学は終了。バスでは爆睡する大人を横目に、エネルギーまだまだ溢れる生徒たちの、元気な声が響いていました。


三輪先生、貴重な体験をさせて頂き、本当にありがとうございました!



(保護者A

2018年9月19日水曜日

2018年度 社会科見学パート1;事前学習


今年度の社会科見学は、「アンコール遺跡群を知る」をテーマに、事前学習、遺跡見学、
事後学習と段階を踏んで知識を深めていきます。

85日(日)

事前学習として、上智大学アジア人材養成研究センターより三輪悟先生をお招きし、補習校校舎内にて「アンコールワットと国際協力」と題した講義をしていただきました。
アンコールワットのある場所、どのようにつくられたのか、なぜ作られたのか、などのお話を聞きました。たくさんの興味深い話の中でも、保護者・教員・生徒全員の興味を最も引いたのは・・・
「アーチ」の作り方。
日本の長崎県にある眼鏡橋の様な「真正アーチ」とは違い、アンコールワットには「疑似アーチ」という組み方が用いられているそうです。
三輪先生が用意してきてくれたアーチ模型を使って、生徒全員でアーチを実際に組んでみます。
「順番が書いてあるから、その通り組んでいくといいよー」
という三輪先生のアドバイスを聞きながらも、順不同で積み上げる生徒たち。
「あれ、最後そこかー!いやー子供たちの発想はすごいなー」
と三輪先生をも唸らせる生徒たち。









何度もやり直したり、組み方を変えたりとそれぞれが頭を使って体験していました。
講義の最後には、橋本先生の用意した「感想プリント」を黙々と仕上げ、授業終了。





この事前学習を頭に入れて、8月末の「遺跡見学」へGO
三輪先生、お忙しい中ありがとうございました!


(保護者A