今日は1・2時間目がいつもとは違う理科の実験。
保護者の知人である大隅紀和先生が授業を受け持って下さいました。
最初に配られた道具、なんでしょう?
「くだもの電池、スプーン電池」の実験道具なのでした。
まずはくだもので試してみましょう!
先生がリンゴやみかんを準備して下さっています。
「食べちゃだめだよ~」という先生に笑う子どもたち、リラックスムードで授業が進みます。
実際やってみて、この真剣な表情を見て下さい。
「なにが聴こえるのかな~」興味津々ですね。
次はスプーンで試してみます。
塩水につけたキッチンペーパーをスプーンに巻いて、さらにアルミホイルで巻きます。
それと最初の道具をうまくつなげれば・・・
「わーーー、自転車の車輪みたいな音が聴こえる~」
見ている子どもたちは「えー、どんな音??」「なにそれー」
やってみたくてしょうがない様子。
「ねーねー、お母さんも聴いてみて」と母親に聴かせる子どももいました。
でもどうしてくだものやスプーンで音が鳴るんでしょうか?
先生が作ってくれた資料をよく読むとわかりますよ。
授業の最後にはみんなで今日の感想を書きました。
補習校では限られた時間の中、子どもたちが色々な勉強ができるよう
教師も保護者も努力しています。
今回はたまたまある保護者の知人に先生がいて、その先生がカンボジアに
来られると聞いてこのような機会を頂きました。
ちょっとしたチャンスも逃したくない、そういう思いが日本にいるよりも強くなるのです。
今回は大隅先生が実験道具はじめ教材などを提供して下さいましたが、
教材を入手することも困難な環境です。
また補習校では体育や音楽、そして今日のような実験は小学部全員で行います。
日本ではあまりない形態ではありますが、生徒がみんなで同じ体験ができるのは
こちらならではないでしょうか。
大隅先生には貴重な滞在期間にお時間を頂き、資料や教材の準備などもして頂きました。
補習校の状況へのご理解ご協力ありがとうございました。
子どもたちは実験道具を一人一人もらえて喜んでいました。
またいつかこんな時間があれば子どもたちの興味もさらに広がるのだろうなと思います。
(保護者M・H)