ローユーユーへの社会見学へ行く前の週に、生活科の授業にてクメール陶器についての事前学習を行いました。
上級生にプリントを読んでもらい、素焼きと釉薬がかかった陶器の実物を見せ、そこから考えるかたちをとりました。釉薬を使った陶器がアンコール時代にはあったのに、その後とだえてしまったこと。実際にアンコール時代の陶器では釉薬がかかっているものも多数発掘されておりますが、コンポンチュナン州で作られてきたものは素焼きの器で釉薬がかかっていません。
また、朝の会で 先生に見せていただいた本に出ていたアンコール王朝領土の広さや、その後の分割、縮小し、踊りやシルクなども途絶えた例を説明できる上級生がいたので皆も納得できたようです。
次に、「クメール陶器のできるまで」のプリント配付。
1.粘土の準備、2.形を作る、3.素焼きをする、4.釉薬をかける、5.高温窯で焼くという手順のうち、2の部分を実習することやロクロは足でまわすものではなく、もっとゆっくり手でまわすものを使わせてもらうことを話しました。
4.釉薬の色は、できあがりの色とは全く異なること。よく説明を聞くこと。
5の高温窯は、ガスで焼くため室内にある。見た目は普通に見えてもまだ道具を使わなければ触れないほど熱いものなので、決して触れないこと、まわりでふざけないこと等の注意事項を必ず守るように先生から説明がありました。
社会見学の前に宿題もありました。記録プリントの最上部に質問をひとつ書いてくることです。みんなしっかり宿題をやって来てください。
保護者F