2024年10月28日月曜日

2024年のオープンデー

日本で衆議院選挙があった10月27日に、アンコール補習授業校ではオープンデーを開催いたしました。
最近は大雨が多いのですが、この日も朝から雨でした。が、雨が止むと次々と見学者が訪れてくれました。大勢の方たちに声掛けをしてくれた、運営委員の皆さんに感謝です。
私にとっては初対面の方も多く、シェムリアップに移住された家族がこんなにもいるのだなと、驚きました。

体験参加者が多かったのが、幼稚部です。
雨のせいもあり来られる時間が一定ではなかったので、工作の進み具合もそれぞれ。全員が教室に入っているのは撮影できなかったのですが、いまだかつてない人数でした。笑
もうすぐハロウィーンなので、オレンジ色のカボチャの被り物に、毛糸のポンポンがついたのを作っていました。子供って本当に、被り物とか仮装が似合いますね。皆さん、とてもかわいらしかったです!


最後は、庭を走り回ったりブランコで遊んだりしていました。

普段は、幼稚部もひらがなの読み書き、ことばのパズル、歌、踊り等もやっていますが、この日はのんびりペースです。

小学生のクラスは、1コマ目は国語、2コマ目は漢字。この日の3コマ目は音楽の授業でした。体験参加の子も加わり、賑やかな歌声が聞こえました。


この日のために準備して下さった講師の方々、来訪者の対応をして下さった保護者の方々、本当ありがとうございました。

また何名か、補習校の仲間が増えそうで、楽しみです!


保護者k

2024年10月7日月曜日

幼稚部の再開と、オープンデーのご案内

カンボジアの雨季も後半になり、雨が降るのはあと一か月くらいでしょうか。

アンコール補習授業校では9月から幼稚部が再開しております。
一か月が経ちましたが、小さい子が環境に慣れるのは本当に早いなと思います。
授業開始前に朝の会があるのですが、出欠に「はい!」と元気にお返事が出来るようになったり。
ラジオ体操も見よう見まねでやってみたり。
でも時々、お母さんに甘えてしまったり。
それでも授業が始まれば、保護者不在。先生と一緒にいろいろな課題に取り組んでいます。


さて、今年も補習校ではオープンデーがあります。
幼稚部と小学生クラスの見学、体験授業ができます。途中参加も問題ありません。
お気軽にご連絡下さい!

日時:10月27日(日曜日)、08:45~11:30
場所:Jack n Jill International Academy

保護者K 

2024年8月9日金曜日

社会科見学 ー日常と違う世界を考えるー

今年の社会科見学は、今まで身近になかった世界を…いえ、気付いてはいたけれどあまり気に留めてこなかった世界を見学させていただきました。
THE SENSES (https://thesenses.asia/)というブラインドマッサージ店(施術者が視覚障害者)が主催するスタディツアーです。

最初に、お店の中で施術者の方々に質問をしました。
「目が見えなくて、どんな事が困りますか?」「どうやってお店に通っていますか?」素朴すぎる質問に、通訳さんを介して答えてくれます。
皆さん、ご結婚もされ子供の面倒もみながら、綺麗にお化粧をして仕事に通っています。本当に感心させられます。

その後は、その皆さんの母校である視覚・聴覚障害者の学校へ移動し、見学をしました。

最初に、伝統楽器の演奏とそれに合わせた伝統舞踏を披露してくれました。
よくツーリスト用のダンスディナーショーで見られる有名な踊りです。私もあちこちで見たことがあります。
しかし、演奏は見えない子達が、踊りは聞こえない子達が踊っているのです。
元気な演奏と可愛らしい歌声。先生の合図で動く踊り子達も、本当に美しく表情豊かで、思わず感動の涙が出てしまいました。

コンピュータールームでは立派な機種がずらりと並び、障害者がどうやって学ぶか先生が説明してくれました。スクリーンリーダーという音声で、カーソルの位置やモニターの状況を把握して作業するそうです。みな、興味深くモニターをのぞき込みます。


そして、盲目を体験する部屋というのにも入りました。
ほぼ真っ暗な部屋。危ないので皆で肩に掴まり繋がって歩きます。
「痛い、石を踏んだ!」「待って、階段はどこ?」と、ゆっくりゆっくりの歩みに。
暗闇の中で、何か軽いものと、重いものを渡されました。何でしょう?
光の中に出て、それらの形が初めて分かりました。
質問の中で「さっきの部屋を、明かりをつけて見たい」とリクエストがありました。
視覚障害の案内の男性の答えが非常に深いもので、以下のような感じでした。
「真っ暗な部屋は何だかよく分からず、不安な体験だったと思う。なので実際の部屋を見ずに分からないままにして、この不安な感覚をずっと忘れないで欲しい。私達はいつもこのような中にいます」

最後に、点字の教室に入れてもらい、実際に針のようなもので点字を打つ体験もしました。
(教室の生徒さん達、見学者が来て少々ジャマをしてしまいましたね。ごめんなさい)
小さな小さな点字。それを指で読めるようになるとは…。努力により、人間の可能性はどこまでも伸びるのですね。

ハンディにも負けずに人生を進んでゆく大勢の方達に出会えた日でした。

感受性の強い小学生の間に、今日の体験が出来たことは本当に貴重でした。

短時間で濃い内容のツアーで、機会をくださったTHE SENSESの皆様に感謝いたします。
準備・手配してくださった講師の方、ありがとうございました。

保護者K

2024年8月4日日曜日

一学期の、あれこれ

久しぶりのブログ更新になってしまいました。

今年度は漢字を丁寧に、それぞれの子のペースに合わせて学習をしています。
6月には、1年生の男の子が補習校の仲間に加わりました。1年生にとっては初めての漢字学習ですが、とても意欲的に楽しく学んでいるようです。

3時間目には、音楽、図工、理科などを週替わりで全学年合同でやっています。

日本の学校で習うような歌は、海外に住むとなかなか子供に覚えてもらう機会がありませんでした。なので、補習校で音楽の授業をやってくれるのは、親にとってもとても嬉しいですし、子供達の歌声もとても楽しそうです!

7月7日の3時間目は図工でしたので、七夕飾りの工作と短冊を作っていました。うちの息子は、帰宅後にも庭に生えている竹に、七夕飾りをつるしていました。

理科の授業では、砂糖、塩、牛乳、氷などを使って、ビニール袋の中でアイスクリームを作っていました。実験ばかりの理科も、とても楽しい時間のようです。

今は既に一学期が終わり夏休み中ですが、休み期間中の平日に社会科見学の予定があります。これはまた、後日ブログに書きたいと思います。

そして9月1日から二学期が始まりますが、この日からの幼稚部再開の準備をしています。いろいろとバタバタしそうですが、準備してくださっている講師の方々と一緒に、私も頑張りたいと思います。

補習校の仲間が増えることに、わくわくしています!

保護者K


2024年5月13日月曜日

領事事務所の所長がご来訪

今日はまとまった雨が降り、午後になっても30度を下回る涼しさが本当に気持ち良いです。

今年のカンボジアは猛暑でした。シェムリアップの我が家では連日38~40度で、それが3月末から5月初旬まで続き、雨もほぼ無く…そのお陰で、今日の涼しさが身に沁みます。

さて先日、シェムリアップ領事事務所の米澤所長と、平井領事が補習校を訪問されました。
領事事務所には、日本の教科書の受け取りや、援助指定校としての手続き等で、大変お世話になっています。
朝の会で、米澤所長がお話しをして下さいました。
世界中の個性的な国々に赴任されてきた体験談は、カンボジアと日本にしか住んだことのない子供達には興味深いお話しでした。
「大人になった時に、アンコール遺跡のすぐ近くに住んでいたことが、凄い事だと分かる」とも、おっしゃっていました。確かに!世界中の人が憧れるアンコールワットが、生まれ育った故郷になるのですからね。

そんな当校ですが、今年度からは漢字の「部首」からしっかり覚えられるよう、漢字カードを導入してみました。
あやふやな漢字をそのままにせず、低学年の漢字に遡って学習していきます。
なんとなく読める・書ける、だけでなく、しっかり理解して読み・漢字を使って書く、という事を目指します。
数か月後に入学予定の2名を含め、全員が小学生の今年は、漢字強化の年になりそうです。
補習校の図書には、絵本から、漢字の入った物語までたくさんあるので、皆が読書好きになれたら嬉しいです。

保護者k

2024年1月11日木曜日

お正月の日本の遊び

2024年、新しい年になりました。

能登半島周辺で被災された方々の事を考えると、本当に胸が痛みます。
そして、被災地で活動されている人々の様子は頭が下がり、心底応援したいと思います。

毎日、ご飯が食べられる。
住む家がある。
トイレには水が流れる。
夜には温かい場所で寝られる。
そういった当たり前だと思ってきた事が、どんなに恵まれているのか、感謝しなければいけませんね。
そんな事を、三学期の始業式で子供たちに話しました。

さて、補習校ではお正月の日本の遊びを、授業で体験しました。
「ふくわらい」では、自分で置いて作った目鼻口の顔に、びっくり!
「かるた」では、手を札に置いたのがほぼ同時だった時、年上の子が年下の子に札を譲る場面も見られた様です。

          


いろいろと用意してくださった講師の方には、感謝申し上げます。

新しい年も、日々の様々な事に感謝し、困っている人に手を差し伸べる優しい心を持っていきたいですね。

保護者K

2023年12月22日金曜日

2023年度、二学期終業式

先週末はアンコール補習授業校の二学期終業式でした。

四年生のクラスでは二学期いっぱいで本帰国するご家庭があるのですが、少人数の我が補習校では特に寂しく感じます。
3人揃った授業もこの日が最後。
でもまた、2名が入学する事になり、新しい出会いがあるのも嬉しいです。




息子の通信簿の中で一番嬉しかったのは「授業態度」が「◎」になった事です。
今まではうるさくて他の皆様にご迷惑をかけて来ましたが、、やっと、落ち着いてきたようです。(以前と比べ)

終業式の後の記念撮影は、12月だというのにかんかん照りで太陽の下が暑そうでした。
こんな木登りの写真も、撮って、とリクエストが有り。


この登りやすいマンゴーの木は、休み時間に何十回登ったでしょう。
そして先月から校庭には立派なバスケットボールのゴールが設置され(校舎を借りているJack n Jill Internationalの設備)これもみんなのお気に入りで、たくさん遊びました。


終業式の午後は、皆でウォーターパークへ行きました。
今までの様に仲良く長時間遊び(プールの写真は撮り忘れました)、最後に帰国されるご家庭のトゥクトゥクの出発を見送った時、息子がそれを追いかけて走り出しました。
胸がキュッとなった光景でした。

保護者K

2023年10月28日土曜日

補習校のオープンデイ

先日、補習校のオープンデイを開催させていただきました。
補習校授業の見学・体験参加が出来る日です。

補習校運営メンバーから、お子さんがいるご家庭に案内を送り、そのまたお知り合いに伝えていただき…そして当日集まったのは、全員、幼稚部の年齢のちびっ子ちゃん達でした。

今回は10月後半でハローウィンが近かったので、それに因んだ工作をしました。
ゆっくりゆっくりハサミで切って。
お母さんに手伝ってもらったり。
だんだん仕上がりの形が分かってくると、がんばるがんばる。
ジャックオーランタンの出来上がり!
いろいろなカボチャの顔になりました。
最後に、ストローの先にカボチャの折り紙を付けて、カボチャ・ステッキも。
嬉しさのあまり、工作を持って校庭を走り回る子もいました。



この日のために特別な用意をして下さった講師の方々、ありがとうございました。

小4の息子が補習校に入ったのは4歳の時で、こんな年代だったなぁ、、いつの間にか大きくなった!

のんびりでマイペースな息子はインターナショナルスクールの幼稚部の頃、まだ英語での発言に自信が無い様でした。
それが当時の補習校の幼稚部では、他の子らとも仲良くのびのびとできたので、本当に良かったと思っています。
小学生になり、勉強好きなタイプにはなりませんでしたが、国語の教科書を読む、日本語を書く、という学びを続けられたのも補習校のお陰でした。

最近カンボジアも涼しくなり、夜寝る時に「虫の声がたくさん聞こえて、いいねー」などと会話をしましたが、日本語が母国語の人の脳が特殊だと、聞いた事はありますか?
日本人は虫の声を、人の声と同じく左脳で聞いているそうです。
西洋人等は虫の声を、なんと雑音や機械音と同様に右脳で聞いているそうです。
この特殊な脳は、日本人とポリネシア人だけだとか。
虫の声に情緒を感じる言語「日本語」って、素敵ですね。
これからも、感性豊かに日本語を学んでいけますように。

保護者K

2023年10月2日月曜日

社会科見学で、共生病院へ

 二学期の社会科見学に行ってきました。
見学先は、親子共々お世話になってきた共生病院です。(Angkor Japan friendship international hospital)
何かあった時に、海外で日系の病院があるというのは大変心強いものです。

こちらのマネージャーである西本さんが案内してくださいました。
まず最初に、いきなり救急車!
救急車に乗ってみたい、と言っていた子もおり、希望が叶ってしまいました。
日本から運んできたという車輛の中は、所狭しと器具がびっしり。さっそくたくさんの質問が飛び交います。
ストレッチャーの乗り心地を体験、そして足場の悪い場所で使うという担架(たんか)も体験させていただきました。


手術室、処置室、、レントゲン室、検査室、薬局、キッチン(入院患者さんの食事を用意します)、入院の病室も見学できました。
各場所では「血を取るときはなぜ腕から取る?」とか「点滴にはどんな種類がある?」とか子供達の素朴な疑問に丁寧に回答してくださいました。



こちらの眼科には、日本人の加藤先生という方がいます。
眼科の処置室では、白衣に腕を通し、子供達が医者役・患者役に扮し眼の検査器具を覗かせてもらいました。
こんな体験にみな大興奮!はしゃぎたいのを抑えるのが大変です。



最後に広々としたロビーで、なんでも質問タイム。
「一番強い病気とはなにか?」「なぜ癌になるか?」など突拍子もない質問にも、分かりやすく丁寧に回答いただき、感謝です。
みなの好奇心は相当満たされた事でしょう。



こちらのロビーには、コーヒーやお茶を自由に飲める設備と、素敵な日本語の絵本がたくさん置いてあります。
実は数年前に、息子が点滴のため通院した時にはこの絵本が凄い助けになりました。
時間がかかる点滴の間、これ読んで~あれ読んで~も一回読んで~と楽しい時間に。
温かいものが飲めるのも、ホッとできる憩いのひと時になります。
(今回も、子供達はお茶などに砂糖をどっさり入れガブガブ…皆、図々しくて申し訳ありません…)

帰る前には、病院の方々と記念撮影をしました。
病院関係者の皆様、補習校の見学の受け入れを、本当にありがとうございました。


息子のノートには思ったよりも書き取ったメモがたくさんありました。
帰宅後も何度も楽しかった~と言っておりました。また行きた~いと。(遊びに行く場所ではありません)

保護者K

2023年6月26日月曜日

一学期が終了

アンコール補習授業校の朝の会では、日記などの発表があります。
今回の発表は、半年前に補習校に入った時はひらがなが全く読めなかった2人です。
教科書のひらがなの文を力強く書き写し、それをすらすらと読んでくれました。
みんなの拍手が、いつもより大きかったようです。
何かが出来るようになるって、嬉しいですね。


そしてこの日、6月末で一学期が終了しました。
通信簿を受け取り、先生から言葉をいただきました。


学期末のイベントとして、前日の土曜日にはプールへ行ってきました。
補習校のメンバーでプールへ行ったのは初めてですが、いつも校庭で仲良く遊ぶ友達と体がふやけるまで盛り上がりました。

昨年度は補習校で夏期講習をやりましたが、今年は無しです。
空路も自由になった今、それぞれの場所でそれぞれの夏休みを楽しみましょう。
そうそう、夏休みの自由研究も忘れずに!

保護者k