2012年6月24日日曜日

そうめん流し大会

毎年恒例、そうめん流し大会が今年も行われました!

新しい校舎に移ってからのはじめてのビッグイベント。
どこで流す?料理は何にする?当日の段取りは?
事前に親たちみんなで、知恵を絞って考えます。

さて当日。お天気もよく絶好のそうめん日和!
3時間目終了後の11時半過ぎ、いよいよそうめん流し大会の始まりです!



 じゃじゃ~ん。見てください、この立派な流し竹。
去年までは切った竹を使っていましたが、
今年はパイプを組み合わせて、コの字方の
ウォータースライダー風になりました。
これ、保護者の手作りなんですよ!


 


























曲がり角もなんのその。つるつる~っとスムーズに流れます。
子供も大人もみんな夢中。上手にキャッチできたかな?




















そうめんの他に、おにぎり、からあげ、ポテト、フルーツなど
皆で持ち寄った料理も並びます。
お母さんたちは朝から大忙しです。















一通り食べ終わってお腹が満たされたら、子供たちの発表会です。
幼稚部は「大阪うまいもん」の歌。
♪大阪にはうまいもんが、いっぱいあるんやで~
2番は大阪を「カンボジア」に変えて元気よく歌います。

















小学部は、社会見学の陶芸体験で作った焼き物の発表。
クメール陶器についての説明や、自分で焼いた陶器の
披露をしました。

さて、これにてそうめん流し大会は終了。
また来年も楽しみですね。

(保護者Y)

2012年5月20日日曜日

社会見学 (Lo-YuYu)

事前学習では陶器制作で使う材料や作る手順などを学習しました。
当日は、午前中の授業の後、午後からシェムリアップの町から車で15〜20分ほどの場所にあるローユーユーにて現地集合。入り口にはこんな看板が出ています。



        





入ってすぐの所で陶器の展示販売もしております。
     









到着すると、すでにテーブルの上に手ロクロと粘土が準備されておりました。
早速制作?ではなく、まず皆で陶器の制作手順の説明を聞きながら、見学を先にしました。











陶器制作体験
さて、いよいよ実際に陶器を作ってみましょう。
でもその前に、ローユーユーのスタッフが実際に作ってみせてくれました。

まずは握り拳大に粘土を取って丸めます。そして、手ロクロの真ん中に丸めた粘土を置き、掌で軽く叩きながら押し付けながら平らにしていきます。
この丸く平らに伸ばした粘度が器の底になります。今度は器の側面を作って行きます。まず、側面との接着が良くなるように底の縁の部分に切れ込みを入れ、 少し水を塗ります。


        







その上に器の側面になるよう 蛇状に伸ばした粘土を巻き付けて行きます。一巻き一巻き慎重に付けて行きます。ある程度できたら、内壁部分を指で押し付けてならしていきます。今度は外側も同様に行います。


     
















飲み口になる部分をきれいにカットして指でつまんで整えた後、糸で底の部分をロクロから切り離します。
スタッフは簡単にやってくれましたが、みんなはどうだったでしょうか?
保護者も小さい頃、粘土で蛇を作ったのを思い出しながら、頑張って作りましたが、油断しているといびつになるし、凸凹だらけだし。悪戦苦闘してやっとできたのがこれです。



   















実習はここまでで、後はローユーユーのスタッフが乾燥させて、窯で焼いて仕上げてくれます。出来てくるのが楽しみですね。
今回作った作品は1学期末のソーメン流しのイベントの際に展示予定です。うまくできていたら、実際にソーメンを入れて食べてみても良いですね。いつもよりも美味しくなるかもよ。












子供たちは余った粘土で人形を作ったり、オブジェを作ったりして、粘土遊びでもさらに盛り上がっていました。
子供だけではなく私も夢中で象を作っていました。

保護者 F

社会見学事前学習

ローユーユーへの社会見学へ行く前の週に、生活科の授業にてクメール陶器についての事前学習を行いました。

上級生にプリントを読んでもらい、素焼きと釉薬がかかった陶器の実物を見せ、そこから考えるかたちをとりました。釉薬を使った陶器がアンコール時代にはあったのに、その後とだえてしまったこと。実際にアンコール時代の陶器では釉薬がかかっているものも多数発掘されておりますが、コンポンチュナン州で作られてきたものは素焼きの器で釉薬がかかっていません。
また、朝の会で 先生に見せていただいた本に出ていたアンコール王朝領土の広さや、その後の分割、縮小し、踊りやシルクなども途絶えた例を説明できる上級生がいたので皆も納得できたようです。

次に、「クメール陶器のできるまで」のプリント配付。
1.粘土の準備、2.形を作る、3.素焼きをする、4.釉薬をかける、5.高温窯で焼くという手順のうち、2の部分を実習することやロクロは足でまわすものではなく、もっとゆっくり手でまわすものを使わせてもらうことを話しました。

4.釉薬の色は、できあがりの色とは全く異なること。よく説明を聞くこと。
5の高温窯は、ガスで焼くため室内にある。見た目は普通に見えてもまだ道具を使わなければ触れないほど熱いものなので、決して触れないこと、まわりでふざけないこと等の注意事項を必ず守るように先生から説明がありました。

社会見学の前に宿題もありました。記録プリントの最上部に質問をひとつ書いてくることです。みんなしっかり宿題をやって来てください。

保護者F

2012年4月22日日曜日

引っ越しと新学期

新学期からは新校舎にて新学期がスタートでできるように、昨年度3学期終了後、教師や保護者が再度集まって引っ越しの荷物をまとめ、校舎の移転をいたしました。カンボジアの3月は日本とは違い暑く、皆汗だくで作業をしました。

補習校を始めた頃はほとんどなかった荷物が、気がつけばいろいろ増えて「えー、こんなにあったっけ」というくらい荷物が倉庫の奥からから出て来る、出て来る。「これは誰の?」「これまだ使うの?」「これ、何」などなど。

引越を機会に一度荷物のダイエットをしようと、みんなで荷造りや運搬をしながら、荷物整理。いらないものを大量に減らし、かなりスリムになった感じです。暑さに負けず、皆さんの努力のお陰で、半日で無事引越完了いたしました。

私はシャツがビショビショで、家に帰ると子供に「服に何かついているよ」と言われて、服を見ると襟や背中に 塩が浮き出ていました。「いやー、暑かった」

さて、4月に入りいよいよ新学期のスタートです。日本だと4月の第1週目から新学期が始まりますが、ここカンボジアでは4月中旬にカンボジア正月があるため、アンコール補習授業校では日本よりちょっと遅れてカンボジア正月明けから新学期が始まります。
今年度は、幼稚部に新たに2名が入園、小学部には新1年生が1名入学いたしました。ピカピカの1年生です。
新しい場所で、新入生を迎えた始業式。いつもより緊張していたのか、カンボジアの正月気分が抜けていなかったのか、みんなちょっと声に元気がなかったみたいですね。
始業式の後は記念撮影。今年1年がんばっていきましょう。




新校舎には校庭があり、庭にマンゴーがなっていました。


前校舎の家主さん、いろいろお世話になりありがとうございました。また、新しい校舎の家主さんこれからよろしくお願いいたします。

保護者F

2012年3月25日日曜日

生活科=「自分史」発表 音楽科=音楽劇「泣いた赤おに」

今日の3時間目は、小学部の発表会です。
生活科 「大きくなったよ僕わたし」自分の名前の意味と自分の成長 
音楽科 音楽劇「泣いた赤おに」

まず最初に、自分の名前の由来や意味、幼児だった頃の様子などを発表します。
次の順番の子供が写真を持って横に居てくれるからか、発表者は皆、大きな声で堂々と
自分について話すことができました!








「赤ちゃんの頃は泣いてばかりで、みんなを困らせていたそうです。」
「昼に寝て、夜は起きて一人で遊んでいたそうです。」
などなど、親にとっては「あるある!」な発表が多く、保護者同士で顔を見合わせて
笑い合ってしまいました。








「僕の名前は、発展していくカンボジアをしっかりと見るように、と付けられました。」
の発表には、見学している保護者・教師から「おぉ~すごく良い名前だね~」と感嘆の声!








この発表を通して、子供たちがそれぞれに、ちょっと誇れる自分を見つけることができたのではないかと思います。
そして続いては、音楽劇「泣いた赤おに」の発表です。

ナレーターと演技者に分かれ、歌を歌うところは全員で!など細かな役割分担があります。
幼稚部の子供たちが、興味津々で小学部のお兄ちゃんお姉ちゃんを見つめていますよ。
さぁ、頑張れ!










赤おに役と青おに役はかつらまで用意して、本格的です!
長い台詞もしっかり覚えていて、なかなかの演技力でした。










最後は青おにが傷心旅行に出かける・・・ハズでしたが、アドリブにて、ちょっと
浮かれ気味に、投げキッス付きで旅立って行きました(笑)










幼稚部の子供たちからも拍手喝采!大成功でしたね!
(保護者A)

お店やさんごっこ

お店やさんごっこ
今日で三学期の授業がおしまいです。
幼稚部では、三学期に入ってから「お店やさん」を開くために
毎週少しずつ、準備してきました。
今日はその集大成、お客さん(お父さんやお母さん)を呼んで
「お店やさんごっこ」をしました。










お客さんには、手作りのお金が渡されます。
さあ、かわいいお店やさんへレッツゴー♪











こちらは、男の子組の「くるまやさん」。
バスやトラック…いろんな車があるけど、なになに?一台3千万ドル?
すごい高級車揃いです!



















お隣は小さい子組みの「くだものやさん」。
エプロンをして「いらっしゃいませ~」とお客さんに声をかけます。

お皿に載った、りんごやバナナやぶどう。
おいしそうでしょ?










お次は「ケーキやさん」です。
見て下さい、この美味しそうなケーキの数々!
チョコレートケーキにムースにいちごショート…











かわいいケーキは大人気の模様♪
何を買おうか迷っちゃうね。


授業中に先生と作ったものもあれば、家でお母さんと一緒に
あれこれ話しながら、家にあるものを利用して作ったものもあります。
親と子が一緒に協力して楽しめる、思い出深いイベントとなりました。


(保護者Y)

2012年3月11日日曜日

2012年度 行事日程(予定)

1学期(日付は確定)
4月 
22日 2012年度入学式・1学期始業式

5月
19日 アンコール日本人会との定例協議会
27日 社会科見学(ローユーユーにて陶芸体験学習)

6月
24日 1学期終業式&七夕お楽しみ会(そうめん流し&発表会)


2学期 (日付は予定)
8月
12日 2学期始業式

9月
23日 前期テスト

11月
17日 アンコール日本人会盆踊り大会

12月
 2日 日本語能力試験受験日
23日 2学期終業式


3学期 (日付は予定)
 1月
 6日 3学期始業式・書き初め&新年会
12日 アンコール日本人会餅つき大会

 2月
24日 後期テスト

 3月
17日 アンコール補習授業校 第5回総会
24日 3学期終業・修了式 (発表会)
(31日 洪水予備日)

2012年3月4日日曜日

ひなまつり

3月3日はひな祭り。幼稚部では、2回に渡ってひな人形制作をしました。









まずは、紙皿と千代紙を使って、体部分を作ります。
そのあとは、自分で描いたお顔を貼り付けて・・・










完成~!

カンボジアでは、ひな祭りはありません。
この季節、日本ではあちこちで見かけるひな人形。
当然、ひな人形を初めて見る子供達もいます。
初めてのひな人形、みんなの目にはどう映ったかな?









3月4日、ひな壇にお手製のひな人形を飾って
さあ、一日遅れのひな祭りです!

灯りをつけましょぼんぼりに~♪
覚えたての歌を歌って、みんなでお祝いをします。









この日のおやつはひなあられ。
美味しくて楽しい、ひな祭りだったね!

(保護者Y)

2012年2月12日日曜日

理科実験

今日は23時間目がいつもとは違う実験です。
保護者の知人である大隅紀和先生が今年も授業を受け持って下さいました。

まずは、2時間目、図形の面積について。下の写真のように等間隔に並んだピンに輪ゴムをかけて図形を作ります。そしてその面積を考えてみる。

     
S=A÷2+B-1
S=面積、 A=輪ゴムが触っているピンの数(青ピン数)、 B=輪ゴムで囲まれているピンの数(赤ピン数)
     図1                                      図2

さあ、計算してみましょう。
1では、S=A÷/2+B-1=5÷2+3-1=4.5
2では、S=A÷2+B-1=9÷2+1-1=4.5
わかりましたか?
これは、3角形の面積を求める、底辺×高さ÷2という計算をしても同じになります。

     
続いて台形
     
同様に、S=A÷2+B-1=8÷2+3-1=6
これも台形の面積を求める、(上底+下底)×高さ÷2という計算をしても同じになります。やってみて下さい。
 
続いて3時間目。今度は理科で、電気についてです。昨年はくだもの電池、スプーン電池の実験でしたが、今年はどんなものに電気が通るかの実験です。
まずは「電池と電球をコードでつないで電気がつくか?」
  
無事、電気がつきました。
次に、コードを長くして、電気の流れを生徒が説明。

   
色々なものをつないでみよう。まずは鉛筆。木の部分につないでも電気はつかなかったが、鉛筆の芯の部分では電気がつきました(ちょっと暗かった)
   

次は、ハサミ。見事に電気がついてますね。
      
ナイフは? OK
    

アルミホイルは?これも大丈夫。つぶしてみても大丈夫。
   


このように色々なものをつないで試してみました。結果はこちら、

 


最後に先生から一言。
「聞いたことは、忘れる。」、「見たことは、覚える。」、「行ったことは、理解する」
生徒たちは理解しましたか?わかってくれたと思います。
 
大隅紀和先生は、今年も昨年に引き続き、お忙しい中、シェムリアップまで足を運んで授業をして頂きありがとうございます。
この場を借りて改めて御礼を申し上げます。


(保護者F